勉強法

【完全保存版】行政書士試験対策!一般知識対策のすべて!

一般知識

最終更新日:2021年3月21

  • 行政書士試験には足切りがある…?
  • 対策は何をすればいいの…?
  • そもそも一般知識って何よ…

試験の概要を見て一番イメージしにくいのが「一般知識」です。

私も初めて受験する際は何をしたらいいかわからず困惑しました。

しかしある対策を知って挑んだ本試験では14問中10問正解することができました!

この記事を読めば一般知識対策はバッチリです。

それではいっしょに学びましょう!

178点不合格

一般知識対策に有効な勉強法は存在しない

結論から述べますと、一般知識対策に有効な勉強法はありません。

受験生
受験生
初っ端から意味わかんねえよ!

そんな声が聞こえてきそうですが、これから理由を解説します。

何が出てくるか予測することは不可能

とにかく悪問まみれです。(近年は特にその傾向が強い)

いきなりですがこちらをご覧ください。

問題55 インターネット通信で用いられる略称に関する次のア~オの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。

ア BCCとは、Backup Code for Clientの略称。インターネット通信を…

イ SMTPとは、Simple Mail Transfer Protocolの略称。電子メールを送信…

ウ SSLとは、Social Service Lineの略称。インターネット上で…

エ HTTPとは、Hypertext Transfer Protocolの略称。Web上でホストサーバーと…

オ URLとは、User Referencing Locationの略称…

※令和2年度に出題された問題から一部引用

こんな問題が出るわけですが、明らかに人を選びすぎです。

私はブログを書いている身としてこの問題が解けました。

しかし、こんなものは知らない人にとっては単なる暗号でしかありません。

この手の問題は失礼ながら予備校の先生も恐らく理解できていません。

答えがわからないというより、問題文の意味がわからないレベルです。

試験直後に各予備校による分析会がありますが、その中でもしれっとスルーされていたりします。

混乱

2018年には山崎豊子の書いた小説はどれか?という出題がありました。

正解は「白い巨塔」。

私は白い巨塔の文庫版を持っています。

ドラマは田宮二郎版も唐沢寿明版も好きです。

ファンなので正解しましたが、偶然と言わざるを得ない。

繰り返しますが、解けたのは実力があったからではなく偶然です。

とにかく人を選ぶ問題が多すぎる!

毎日新聞を読むのがいい?

毎日新聞を読んで対策すべしという的外れなアドバイスをする人がいます。

断言します。一般知識対策のために新聞を読むのは絶対にNGです。

普段から新聞を読んでいる人が少し有利という側面は否定しませんが、わざわざ一般知識対策のために新聞を読むのは時間効率が悪すぎます。

  • 上記のようなクセのある問題は新聞を読むことで正解できますか?
  • 何面記事まで読めばいいんですか?

新聞を読む時間があるならば、民法の問題を一回でも多く解きましょう。

基準点を突破するために正解数を決めておく

基準点(足切り)を知っておこう

表にまとめてみました。

出題数14問56点
基準点6問24点

要するに足切りを食らわないようにするには14問出題されるうち、6問正解する必要があるというわけです。

私はこんな悪問まみれの一般知識に足切りを設定していることが理解できません。

しかしテストである以上は受け入れる必要があります。

以下、現実的な対策を考えていきます。

文章理解という救済措置

悪問まみれと表現しましたが、実はほぼ確実に点数がとれる問題が存在します。

それが文章理解といわれる問題です。毎年14問のうち3問出題されると決まっています。

内訳配点
政治経済社会7問28点
情報通信4問16点
文章理解3問12点

試験委員が公表している内訳がこちらです。

とにかくこの3問を確実に正解してください。

問題内容は、中学生レベルの国語の問題をイメージしてもらえれば大丈夫です。

国語が苦手だからとれないという人がたまにいますが、諦めてはいけません。

解き方を練習しておけば悪くても2問は確実に正解できるようになります。

ちなみに、上で紹介した問題は情報通信というジャンルに含まれます。

(情報通信?ただのトリビアじゃねえか)

一般知識対策おすすめの参考書!

文章理解にはとにかくこの一冊!

私が2018年に購入したときは青い表紙でしたが、改訂されて緑になったようです。

解説がしっかりしていて、根拠を確かめながら解いていけるのがGood!

公務員試験の対策のための問題集ですが、行政書士試験と問題形式が似ているため違和感なく解くことができます。

あまり多くの時間は使えませんが、本試験までに一冊解いておけば安心。

文章理解で点数が確保できれば、あとは残り11問から3問で足切りをクリアできます。

政治・経済・社会は時間をとられすぎないように

上記の通り、何が出るのか予測できないので、深入りする必要は皆無です。

しかしどうしても不安という方にはこちらをおすすめします。

旧センター試験対策に書かれた本ですが、発売当初から有名な本です。

表紙がかわいらしいイラストになっているのでとっつきやすい印象。

ただし、こればかりに時間をとられるわけにいきませんので、息抜きに読む程度の立ち位置にしておきましょう。

私は一通り読みました。効果があったのかは定かではないですが、何の対策もしないよりはよかったかな。

情報通信は参考書を買う必要なし!

「知ってる人は知ってるが、知らない人はまったく知らない」

そんな問題ばかりが出てくるので、参考書を個別に用意する必要はありません。

予備校のテキストがあれば、それに少し触れる程度にとどめましょう。

裏技として、本試験の当日に予備校の先生たちが駅前で配っているビラを読むという技があります。

(中身は予備校のパンフレットと一問一答みたいな小冊子)

小冊子の中に「最終確認!情報通信!」みたいな枠が用意されているので、それを試験直前に読む作戦。

受験生の誰もがまともな対策なんてできていません。

前述のとおり、何が出るのかまったく不明なので対策のしようがないからです。

具体的な点数計画はこれだ!

文章理解で3問、残りから3問!

とにかく絶対の対策がないということを理解して、必要以上に怖がらないようにしましょう!

試験会場で考えてみれば意外と正解ができるものです。

あまり深く考えすぎずに、当日の自分を信じてあげてくださいね!

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