最終更新日:2021年4月26日
あなたもこんな経験がありませんか?
- 長時間集中できない…
- やるべきことが片付かない…
- 自分に甘く休憩ばかりしてしまう…
先に言っておきますが、それは人間ならば当然です!
人間なんてのは所詮怠惰な生き物です。
今回は知って得する時間術、ポモドーロテクニックを紹介します。
もちろんですが、一人でできますし、お金もかかりませんよ!
ポモドーロテクニックとは?
ついついだらけてしまう人におすすめの勉強法です!
しかし、怪しげな響きといかにも詐欺っぽい連中が好みそうな横文字。
「テクニック」と聞けばなんかおかしなセミナーのような気が…。
大丈夫です、ポモドーロテクニックはその手の怪しいもんではありません!
やり方は簡単!
作業 | 25分 |
休憩 | 5分 |
これをワンセットとして作業に没頭するだけです。
効果や注意点を詳しく解説していきます!
人間が集中できる時間は◯分
人間が集中できる時間の限界は90分と言われています。
これはあくまで「限界」ですので、効率的な時間の使い方とは違います。
思い返せば大学の講義なんかは90分でしたが、ずっと集中して講義に没頭していたなんて経験はありません。
もしくは小学校の授業は50分でしたが、これもまともに集中して勉強を続けた記憶がありません。
大人になった今考えるべきは、なんとなく当たり前と思っている時間の感覚ではなく、自分に適した時間設定なのです。
重要なのは休憩時間を設定すること
ポモドーロテクニックでは25分作業+5分休憩を1単位として設定します。
集中できる限界を知ろうとする人は多いですが、適切な休憩時間について知ろうとする人はあまり多くありません。
結論を言ってしまえば、あなたがサボりがちなのは集中力がないからではなく、休憩時間を意識していないからです。
休みすぎ?そんなことはありません
ポモドーロテクニックは1時間に換算すれば「50分で10分休憩」です。
単位を少なくして休憩を取り入れているだけで、考えてみれば至って普通。
ここからはポモドーロテクニックの利点について説明します。
ポモドーロテクニックの利点
ポモドーロテクニックには多くの利点があります。
- 休憩に後ろめたさがなくなる
- やるべきことが明確になる
- 作業時間を可視化できるようになる
- 締め切り効果によって効率アップ
順に解説していきましょう。
休憩は後ろめたい?
休憩も取らずに働く…なんてのを日本人は美徳としますよね。
「額に汗して働く」「一心不乱」
「♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた〜」
今すぐにこの腐った価値観を捨ててください。
この価値観に縛られているからこそあなたの集中力は続かない。
休憩は必要なとき、必要な量を確保しなければなりません。
手袋編んでる母さんもちょいちょいコーヒーブレイクくらいしてたでしょ。
やるべきことが明確になる
時間を区切ることの利点はまさにこれです。
冒頭で述べた通り、人間というのは怠惰です。
特に時間が多くあるときに集中できるようには作られていません。
私の夏休みの宿題なんてひどいもんでした。
9月1日の朝に美術の宿題を描いていたのを今でも思い出します。
時間があるというのは罠です。
ポモドーロテクニックでは25分が1単位なので、作業の終わりがすぐそこにあります。
25分でできることを無意識のうちに考えることになります。
しばらく作業をしていると、時間効率が自然に上がっていることに気づけるでしょう。
作業時間が可視化できる
私はポモドーロテクニックを使って作業した時間を正の字でカウントするようにしています。
これを1日の終わりに数えるだけで、自分の作業時間がわかります。
正の字をカウントして大いに達成感を得ましょう!
締め切り効果を狙う
副産物のようなものですが、25分ごとに締め切り効果が生じます。
「残り1分!あと1問解きたい!」
そんな感情が自然と湧いてきます。
1分あれば1問解けるという時間感覚も身に付きます。
「あれ、あんなに勉強したくなかったのに…」不思議ですよね。
もうあなたはポモドーロテクニックを試したくて仕方ないでしょう!
ここからは具体的な実践方法について解説します。
ポモドーロテクニックのやり方
「25分作業したら5分休む」を繰り返す。
ただし絶対に守らなければならない点が2つ。
- 時計はNG!タイマーを使う!
- 休憩時間は休憩する!
少し解説しましょう。
タイマーは必須です
絶対に忘れないでほしいのはタイマーが必要ということです。
ダメです!
こんな感じのカウントダウン型のタイマーを使ってください!改めて用意しなくても、家にあるキッチンタイマーでOK!
ちなみにポモドーロというのはイタリア語でトマトという意味です。
ポモドーロテクニックはイタリア人のフランチェスコ・シリロさんがトマト型のタイマーを使って始めたことが由来なんです。 日本語にすると「トマト技術」ですね。
時計やストップウォッチではダメです。時間になったら音が鳴ってくれる必要がありますし、カウントダウンで時間を認識することが重要だからです。
スマホでもタイマーアプリが使えますがおすすめしません。理由は単純、スマホに触れると無駄に時間を使ってしまうリスクがあるから。
休憩時間は休憩する!
ポモドーロテクニックを使って作業をしていると、キリが悪いからといって休憩時間になっても休憩に入りたくないという状況に出くわします。
どれだけ中途半端であっても、作業を中断して休憩してください!
休憩時間を削って作業するのは良いことのように思われるかもしれませんが、それは完全に逆効果です。
時間を区切って休憩することがポモドーロテクニックの肝ですので、肝心なところでオリジナルを組み込んではいけません!5分間最高の休憩をしてから作業を再開しましょう!
ほら、勉強がしたくなってきたでしょう。不思議だなあ。
知らぬ間に最高の休憩を求める
私がポモドーロテクニックを取り入れてから一番変わったのはこれです。
最高の休憩ができるようになる。
今までは適当な時間にタバコを吸いながらスマホをいじっていたのですが、いつしか休憩時間にはストレッチをしたり、目を閉じて脳を休めようとしたり、飲みものを飲んで落ち着いたり、そのタイミングで体が望んでいることを優先して行うようになりました。
複雑な要素は取り入れないこと!
ポモドーロテクニックに関する書籍が発売されていたり、ネット上にもいろいろな記事が存在します。
しかし、ポモドーロテクニックを取り入れる際は複雑な要素はできるだけ排除しましょう。
基本である「作業25分+休憩5分」のルールを守っていくだけで大丈夫!
ポモドーロテクニックに向いているのは?
ひとりで長時間の作業を行う人です!
特に資格試験の勉強中の方にはめちゃくちゃおすすめ。勉強はいつもひとりで行いますし、時間管理をしてくれるひとがいないですからね。
「何時間勉強した」という概念
冒頭でも述べた通り、ほとんどのひとが作業に適切な時間を意識せずに過ごしています。
「1日に10時間勉強した」とひとことで言っても、本当に集中して勉強できていなければ意味がありません。
これからは「◯ポモドーロ勉強した」と表現するようにしましょう!
自分自身を客観的に分析できるようになりますし、何よりも勉強の達成感が得られるようになりますよ!
今日から始めるポモドーロ!
ポモドーロテクニックは「簡単に導入できる最高の時間管理術」ということがおわかりいただけたと思います。
今日からあなたもポモドーラー!早速取り入れてみてください!