勉強法

行政書士試験はテキストの作りこみで合否が決まる!3つのルールを決めよ!

行政書士 テキスト

最終更新日:2021年3月31日

勉強初期の段階で失敗してほしくないテキスト作りのルールについて。

あなた
あなた
テキストを作るって何?

資格試験の勉強ではテキストを自分専用に作りこむことが合格への近道です。

この記事を読めば無機質なテキストが見違えるほど理解しやすくなりますよ!

それではすぐにでも実践できるテキストの作り込みを紹介します!

178点不合格

行政書士試験のテキストはわかりにくい

行政書士の勉強はとにかくわかりにくい状態からスタートします。

理由は「試験範囲が広くて浅い」という特徴があるからです。

ひとつのことについて深く学ぶのであれば順序立てて理解を深めていけますが、行政書士試験のテキストはどれも浅くしか書かれていない印象を受けます。

たとえば【抵当権】について説明するとします。

1からすべてを説明しようとするとかなりのページ数が必要になりますが、行政書士試験ではそこまで深い知識を求められないため、テキストの分量も見開きで2ページ程度に収まっていたりします。

どうしてもイメージしにくく、理解に至らないのにはそんな理由があるのです。

わかりにくいならば書き込もう

市販のテキストがすべての知識を網羅していると考えてはいけません。

理解のために重要なポイントが平気でカットされていたりします。

そのため予備校の講義で聞いたことや、理解に重要だと思ったことはテキストに書き込んでしまいましょう!

あなた
あなた
消すかもしれないからシャーペンで…

シャーペンや鉛筆で書くのはNGです!

ストップ

テキストの細かい余白にシャーペンで書き込んだことなど、後で見直したときに重要と認識するはずがありません。

余白が少ないのであれば付箋に書いてからテキストに貼り付けましょう。

ちなみに、フリクションで書き込むのもあまりおすすめしません。

書き込んでからしばらくすると色が薄くなって見えにくくなるからです。

熱で消えてしまうので、保管方法によっては完全に読めなくなってしまうことも…。

また、消そうと思ってテキストをゴシゴシすると摩擦で紙が傷んでしまい、最悪の場合ページが破れたりしてテンションガタ落ちになります。

使い方によっては超便利なフリクションですが、テキストの作りこみには付箋と太めのボールペンがおすすめです。

蛍光ペンには自分ルールを!

二つ目は、蛍光ペンの使い方です。

あなた
あなた
蛍光ペンを引きすぎて何がなんだかわからなくなってしまった…

これは誰もがやってしまう失敗です。

大事な部分がわからず引きまくって、意味不明なテキストを見てテンションが下がる…。

この事態を避けるためにルールを設定しましょう!

使うのは基本の5色だけ


使うべき色は自分の好きな5色に絞りましょう。

私の司法書士試験向けのテキストはこのように色分けしています。

伊藤塾 テキスト※著作権の都合上ぼかしを入れてあります

ルールはこのように定めてあります。

肯定的・可能を意味するもの
否定的・不可能を意味するもの
理由を意味するもの
暗記すべき文章・パーツ
例外

少し説明します。

そもそもマーカー部分はどれも重要なのが前提です。

不必要な部分には極力マーカーを引かないようにしましょう。

あなた
あなた
重要かどうか自分で判断できない…

そんなときは判断せずに保留にしてください。

一回読んだだけで完璧なテキストを作るという発想は捨てましょう。

意味もわからずにマーカーを引くからカオスなテキストになるのです。

次に読んだときに意味がわかれば儲けものくらいでOKですので、マーカーを引かずに保留することをおぼえましょう。

侮れない!マーカーの色!

上の表のルールにしたがってマーカーを引いていきます。

たとえば、法廷メモ訴訟を例にとるとこうなります。

公開の法廷でメモを取ることは、知る権利を行使することで、表現の自由に属する、という見解が学説では有力である。

引用:芦部信喜著『憲法』(岩波書店)

「表現の自由に属する」とあるので、これは肯定的。

よって赤のマーカーで引いておくこととします。

同じ判例の中でこのような文言が出てきます。

憲法八二条一項は、法廷で傍聴人がメモを取ることを権利として保障しているものではない。

「保証しているものではない」とあるので、青いマーカーを引くことになります。

緑は暗記箇所、橙は理由、黄は例外を示している箇所に引きます。

めんどくさいから一色でいい?

待ってください!

色分けによる視覚効果を甘くみてはいけません!

テキストをパッと見たときの映像は意外なほど頭に残ります。

何かを思い出すとき、私はこんな感じで思い出します。

私
テキストのあのページの赤い線が引いてあったところに書いてあったなぁ…

細かい言い回しを覚えていなくても内容が思い出せるんです。

抜群の効果があるので、めんどくさがらずにマーカーの色分けを取り入れてください!

イメージしやすいように細工する

勉強がすすむと、ページごとに理解度に差がでてきます。

そして理解度が低いページはどうしても空虚な印象になってしまいがち。

そこで、マーカーだけでなく、図やイラストを描いてしまうという技もおすすめです。

英語系YouTuberの◆Atueigoさんがシェアしている動画を見てみましょう。Atsueigo テキスト

ページ上部に見出しを作ってイメージしやすいように作り上げているのがわかります。

参考になる勉強法が盛りだくさんなのでこちらの動画がおすすめです。

まとめ

ここまでで3つのテキスト作り込みを紹介してきました。

  1. テキストに書き込む(シャーペンはNG)
  2. マーカーの色分けに意味を設定する
  3. イメージしやすいように加工する

法律を学ぶときは一回ですべてを理解しようと思わないでください。

何度も繰り返して挑戦していくことが重要です。

「けだしやむをない」とか意味不明な表現をしてくるやつが相手です。

理解できないからとストレスをためてしまうのはもったいない。

自分が一番スマートに勉強できる方法を作り上げましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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