息抜き

行政書士は食えない?嘘と本当を実際の事例を交えて解説!

行政書士は食えない

最終更新日:2021年4月29日

王子
王子
行政書士は食えないって本当?
ホームズくん
ホームズくん
ただ資格をとるだけでは稼げないだろうな

あなたはこんな疑問をお持ちではないですか?

  • 合格後に仕事はあるの?
  • 生涯の仕事として働けるの?
  • 独立することは可能なの?

今回は「行政書士は食えるのか?」をいっしょに考えていきましょう!

178点不合格

行政書士は食えないって嘘?

結論は「人による」です。

それでは元も子もないので、少し考えてみましょう。

合格後のイメージを持つ

行政書士は国家資格ですので、資格そのものに権威性が存在するのは間違いありません。

しかし、他の国家資格と比べて合格のハードルが低いことも事実です。

◆行政書士試験で独学は時間の無駄!賢く勉強しようの巻!で詳しく記載していますが、行政書士試験の合格率は近年10%以上を推移しており、合格者数は毎年約5,000人存在します。

※令和2年度は4,470名。

当然ですが、世の中には需要と供給が存在します。

合格者の全てが行政書士として働くわけではありませんので、実際に業務を行っている人の数はこれよりも少なくなりますが、それにしても人数が多いことは間違いありません。

また、行政書士の仕事は単価が低くなりがちです。

  • 競合が多いこと
  • 業務の専門性が低いこと

が主な理由です。

必然的に同業者の中での競争が激しくなり、行政書士だけで稼ぐというのが難しくなります。

独立は茨の道

せっかく行政書士になったのだから、資格を活かして独立をしたいと考える人も多いでしょう。

しかし、資格取得直後に独立するのはハッキリ言って無謀です。

行政書士に限った話ではありませんが、コネも知名度も業務経験もない人間に対して世間は非常に冷たいものです。

「自分は試験に合格したんだからすぐに客が集まるだろう」

こんな思いで独立しても、認知すらされずに廃業するのは確実です。

合格時点での専門性は皆無

行政書士を名乗るために必要なのは試験に合格することだけです。

つまり、合格後に行政書士として登録すればすぐに業務が可能です。

正直なところ、知識も専門性も皆無の状態です。

試験に合格したからといって、スーパーマンになるわけではないのです。

紙媒体はいつか消える

コロナウイルスは明らかに人々の生活を変えました。

昨年は日本国内でも、ハンコ文化の廃止が大きく話題になりました。

みなさんが今手にしているスマホやパソコンは数年前から考えれば魔法のようなツールです。

官公署と書類のやり取りをしながら働く行政書士という仕事に将来性を見出すのが難しい時代になってきたのは事実でしょう。

行政書士に将来はないのか

成長ここまで暗い話題が続きましたが、私は行政書士は稼げる職業だと考えています。

重要なのは、一昔前の士業のイメージを捨てることです。

需要が消えることはない

時代が変わったとしても、行政書士という資格自体が消えることはありません。

腐っても国家資格ですから、それに関与しているお偉いさんも大勢います。

形式はどうあれ、数年以内に消えてしまう職業ではないでしょう。

インターネットに目を向ける

近年、SNSの利用者数は増加する一方です。

集客にはYouTubeやTwitterなどのSNSを利用しましょう。

私は複数のブログ・YouTubeチャンネル・Twitterを運営しています。

「丸一日営業に走り回って名前と顔を売る」ような仕事の取り方はやめましょう。

1分あれば全世界に向けて発信できる時代に原始人のようなやり方をする必要はありません。

行政書士は高齢化していく

日本社会の少子高齢化に伴い、必然的に行政書士も高齢化していきます。

そんなとき何が起きるのか予測しておきましょう。

需要のない行政書士は消えていく

上で述べたように、SNSをうまく活用できない人間は淘汰されていきます。

それは行政書士の世界でもまったく同じ。

数年後、世界では「情報発信できる人間」と「情報発信できない人間」で大きく価値の二極化が起こります。

あなたが「行政書士は稼げるのか?」を疑問に感じたのならば一番に考えるべきは「行政書士としての自分は誰かに価値提供ができるのか?」です。

極端な例ですが、漫才師になりたいけど喋りが苦手とか。

歌手になりたいけど歌うのが好きじゃない

農家になりたいけど、野菜は不味いと思っている。

こんな人に将来性なんてないわけです。

どんな職業でも、ジョブチェンジした瞬間から生涯安泰という生き方はありません。

結局「行政書士としての自分に価値があるのか」を考えるべきです。

一般論で「行政書士は食えるのか」を考えるのは今日で終わりにしましょう。

食えないのは行政書士だけじゃない

同じ問題は上位資格である弁護士でも生じます。

数年前の司法試験制度改革以降、顕著になりましたが、弁護士も食えない職業になったという人がいます。

私は弁護士の世界を深く知りませんが、どんな職業でも結局はその人次第です。

行政書士の強みを活かせ

行政書士は扱える仕事が10,000を超えると言われています。

10,000もあれば、自分が価値提供できる分野が自ずと出てくるはずです。

営業努力、自分を活かす努力、日々精進する努力、そういったものが必要なわけです。

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行政書士はコロナでさらに食えなくなる?

「資格があれば稼げる」という発想ではなく「稼ぐために資格を利用する」

と考えられるひとは今後も成長していけます。

  • 入社さえすれば定年まで働ける
  • 大手企業に入れば幸せな生活ができる

こんな価値観にとらわれないでください。

資格さえ持っていれば生涯安泰なんて世界はありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あなたの境遇をチャンスに変えられる日はきっときます。

応援しています!

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